2013年7月15日月曜日

  先週、社協職員が炎天下のなか彷徨っている認知症ひとり暮らし高齢者の方を見つけ事なきを得ました。生命に関わる問題だけに市関係機関への情報提供や地域(自治会)の役員の方々とも連絡を取りながら地域ケア会議による情報共有と地域福祉推進委員会による見守りの強化(連休中の緊急連絡先)などの確認を行いました。
  認知症の人の徘徊から行方不明となった場合には迅速な捜索態勢を構築しておくことが必要です。熱中症の夏場、体温を奪う冬場は一分一秒を争います。
  市役所、消防、警察、地域、社協は日頃から情報の共有をしておかねばなりません。そういう意味において各地域で開催されている地域ケア会議は意義あるものだと思います。
 付け加えていうと認知症の人の徘徊は社会という大海原を彷徨い、無縁社会と呼ばれるようになった私たちの社会に、そして私たちひとり一人に「あんたたちの社会はこれでいいのか」と認知症の人が私たちに突きつけているように思います。