2011年2月23日水曜日


総合福祉センター内1階ロビーに設置している掲示板です。
大野城市はひょうたん型の地形をしているとよく言われますが、その地形図の中に福祉施設などの位置関係がおおよそわかるようにしています。
向かって左上には地域ごとの高齢化率、出生率等を逐次更新しながら一目でわかるよう表示しています。総合福祉センターにおいでの際はぜひ足をとめて眺めて見てください。
また、掲示板の隅にある飾りものは初節句の雛壇の前に吊り下げられる福岡県柳川市の「さげもん」として有名な吊るし雛で市民の方より寄附していただいたものです。ひとつひとつ丹誠込めてつくられています。

2011年2月21日月曜日

福岡ろう劇団博多による記念公演「ネズミ派遣会社」
2月20日(日) 大野城手話の会 創立30周年記念式典が開催されました。
 ボランティアグループの中では最も長い歴史を有するのが手話の会です。手話の会が結成された翌年1981年が国際障害者年であったこともあり、初級手話講習会を開催すると100名ぐらいの参加者は常に集まっていました。今はどのボランティア講座でもそうなのですが100名を集めることはなかなか難しいのです。それはさておき、手話の会は30年という流れの中でさまざまな波を経験して今に至っています。いかに継続することが大事なのかを手話の会は教えています。

  この日午前中の記念式典では福岡ろう劇団博多の公演があり、午後からの交流会では手話をとおしたさまざまなアトラクションで会場は笑顔に包まれたとてあったかな一日でした。

2011年2月14日月曜日

 
2月12日(土) 総務企画、地域福祉、介護サービス、障がい者地域活動支援センターの社協全職員(非常勤職員も含む)研修の日でした。
  今回は「水平社宣言に学ぶ」をテーマとして、全員で水平社宣言を一言一句確認しながら改めて胸に刻み込んだ研修となりました。
 五合の精神「愛・赦・教・励・協」実践しましょう。


2011年2月11日金曜日



福祉委員会 (グループに別れての討議)

2月9日(水) 福祉委員会の定例会の日でした。福祉委員会は1984年に社協が各地域(1名)に福祉委員さんを選出していただき市全体の福祉委員さんが集まる場として定例会を開催しているものです。福祉委員さんの役割として地域で組織している※地域福祉推進委員会に定例会の内容等を伝えていただくなどパイプ役として重要な存在です。

※ 福祉委員さんも地域福祉推進委員会 の方々も地域のボランティアです。
 地域の活動は組織的に活動することによりその効果が発揮されることから各地域全てに地域福祉推進委員会(地域によっては別の名称の場合も有り)が組織されています。全ての地域に地域福祉推進委員会が組織されるまで10年以上の歳月を要しており、その過程には社協職員(コミュニティワーカーとして)の関わりがあります。
 また、4年前に市によって高齢者の方を中心に対応が難しいケースを地域、社協、市地域包括支援センター等の関係者で情報共有を行い、どのように見守っていくかという協議の場として地域ごとに地域ケア会議が設置されましたが、福祉委員さんはこの地域ケア会議の構成員の一人でもあります。
  さて、この日の福祉委員会の内容ですが、昨年から市が進める「災害時要援護者支援制度」がテーマでした。
 この制度は、高齢者、65歳未満の要介護認定者、障がい者(児)、難病患者、妊産婦および乳幼児、外国人の方々等を対象として事前に登録していただき、日頃から声かけや訪問(地域ボランティア)を行い、災害が発生した時すぐに手助けできるようにするものです。社協では、この制度の案を示された時に福祉委員さんたちと協議を行い、懸念される事項について事前に意見書を提出したのですが、行政としては実施していく中で修正するということで今に至っています。現在、高齢者等を中心として2,000人を超える登録申請があっていますが、登録された人たちをどう見守るのか、その体制をどう構築するのかは、まず地域ケア会議の中で協議をすることになっています。地域のつながりが失われつつある中、どの地域も見守りの体制をつくることは、そうたやすいことではなく、福祉委員さんからは地域ケア会議が未だスタートラインにも立てないという状況の報告がほとんどでした。家族の絆、地域のつながりが深刻な状況にある中、それに立ち向かおうとする福祉委員さんなどのボランティアの人たちが少なからずいることは一寸の希望でもあります。社協は常にそのような人たち(市民の側)と共にあらねばならないと強く感じた日でした。

2011年2月7日月曜日


2月5日(土) 市民の皆さんやボランテ
ィア活動をしている方々への学びの場とし
て開催している「ふーちゃんゼミナール」
を開催しました。              ふーちゃんゼミナール   2011.2.5
 本年度は認知症をテーマ(シリーズの2回目)として開催しており、今回は専門家(医師)、そして介護経験のあるご家族の立場からそれぞれにお話をしていただきました。今回のお二人のお話で共通していたものは、人としての尊重、そしていろいろな人とつながっていくことの重要性でした。
 地域ごとに開催している地域ケア会議の中では、老老介護(高齢者ご夫婦世帯でどちらかの方が認症となる)の現実が深刻であること、軽度のひとり暮らし認知症の方が増え、それに伴う問題(悪徳商法、財産管理上の問題など)の対応が難しくなっていることが上げられています。
我々が進める地域福祉活動は、人間の生命と尊厳を大切にする地域づくりでもあります。 認知症に限らず支援を必要とする人たちを地域で孤立させないこと、そのために叡智を結集せねばなりません。