2013年7月31日水曜日

実践報告「社協職員全体で取り組む総合相談について」

7月29日(月)~30日(火)
平成25年年度福岡県市区町村社会福祉協議会 会長・常務理事・事務局長研修会が朝倉市杷木町で開催され、
大野城市社会福祉協議会より総務企画課長が実践報告を行いました。
 



福島の物産販売・PRを行いました。総務企画課長お疲れさまでした



研修会が終了した帰り際に持てるだけ持参した福島の物産を販売しました。
ご購入いただいた皆さまありがとうございました。






2013年7月26日金曜日

7/26 夏っ子クラブ のびのび体操 
7月26日から障害ある子どもたちの預かり事業である「夏っ子クラブ」(写真は7/26の様子)が始まりました。
ところで毎年夏休みになると時々、私どもの総合福祉センターにやって来る男の子がいます。今年は毎日のようにやって来て一階のロビーを行ったり来たり、彼は特別支援学校の高等部在籍で夏っ子クラブを利用出来るのですが利用はしていません。
彼をみていると利用しない理由についてなるほどと思うところがあります。彼にとって自由が一番のようです。ロビーから私たち(事務所)を眺め、満面の笑みを浮かべています。そして、その満面の笑みに癒される私たちがいます。
彼からみると私たちは檻の中にいるサルのようなものかもしれないなと思うと思わず笑ってしまいます。
ある時、彼に、ラウンジ(交流スペース)の方が涼しいよ-というと彼はすかさずここがいい!
えっ、どこ? 
ココ!
あ~ボランティアセンターね

自分の居場所は自分で決めると言わんばかりの返答に頷いてしまいました。

2013年7月15日月曜日

  先週、社協職員が炎天下のなか彷徨っている認知症ひとり暮らし高齢者の方を見つけ事なきを得ました。生命に関わる問題だけに市関係機関への情報提供や地域(自治会)の役員の方々とも連絡を取りながら地域ケア会議による情報共有と地域福祉推進委員会による見守りの強化(連休中の緊急連絡先)などの確認を行いました。
  認知症の人の徘徊から行方不明となった場合には迅速な捜索態勢を構築しておくことが必要です。熱中症の夏場、体温を奪う冬場は一分一秒を争います。
  市役所、消防、警察、地域、社協は日頃から情報の共有をしておかねばなりません。そういう意味において各地域で開催されている地域ケア会議は意義あるものだと思います。
 付け加えていうと認知症の人の徘徊は社会という大海原を彷徨い、無縁社会と呼ばれるようになった私たちの社会に、そして私たちひとり一人に「あんたたちの社会はこれでいいのか」と認知症の人が私たちに突きつけているように思います。


2013年7月10日水曜日

災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルづくりをとおして

7/9 うきは市社会福祉協議会にて
九州北部豪雨災害からもうすぐ一年を迎えます。
 昨年の災害発生時には、本会からも「うきは市」「八女市」などの災害ボランティアセンターへ職員を送りました。
 大規模災害が発生した場合、社会福祉協議会は災害ボランティアセンターを設置するという重要な役割を担います。
 本会でも設置シュミレーションなどをとおしてスペースの確保などその難しさを実感しているところですが、今回、いち早く災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルを策定し昨年の災害をとおしてマニュアルの充実を図られている、うきは市社会福祉協議会にお邪魔して災害ボランティアセンター設置・運営などについて勉強をさせていただきました。

 現場は決してマニュアルどおりにはいかないものですが、それをもとに訓練を繰り返すことは社会福祉協議会にとって不可欠なことであることは言うまでもありません。
 うきは市社会福祉協議会で話を伺うなかで早急に検討しておかなければならない課題もみえてきました。特に必要とする資材の調達にあたっては被災した市町村社会福祉協議会では限界があり、福岡県社会福祉協議会等との連携も欠かせません。福岡県社会福祉協議会には今一度その検証を行ってほしいものです。
 また、災害発生時には総合的なコーディネート力が問われます。日頃からその力を培っておくこと、常に備えておくこと、これは私たちの努めであると思います。

2013年7月7日日曜日

夏っ子クラブをとおして

大野城市社会福祉協議会ではこれから夏の事業が盛りだくさんとなります。
今日(7/7)は「夏っ子クラブ」と「ふれあいの旅」のスタッフ研修を開催しました。夏っ子クラブは10年目、ふれあいの旅の31年目を迎え、どちらとも発達障害等の子どもたちを対象とした事業です。
夏っ子クラブは障害のある子どもを抱えるお母さんより長期の夏休み期間中にずっと家で過ごし、目が離せないこと、兄弟児との関わりが出来ないこと等の相談を受けたことから、私たちとして出来ることは何かを考えた末に総合福祉センター全館を利用して夏休み期間中に小学生から高校生までの預かり事業を開始したのが夏っ子クラブです。
開始した当時、実施にあたっては専門機関とボランティアの協力は欠かせませんでした。難題山積み-ボランティアの確保、ひとりひとりの子どもへの対応の難しさ、会議室スペースという動線の困難さ、そして、保護者懇談会や相談会の開催、それと同時に市役所へ障害ある子どもたちの夏休み期間中や放課後の問題について行政として保障すべき課題であることも訴えました。
市役所担当課や教育委員会にも預かり事業の現場を見ていただき協議を重ねた結果、大野城市独自のタイムケア事業(平日、土日)が実施されるようになり、夏休み期間中は夏っ子クラブの週二日と土日のタイムケアの実施となり、子ども療育支援センターが増築され専用スペースも確保され今に至っています。(人件費等の必要経費は市補助)
夏っ子クラブを切り拓いたのは障害ある子どもたちを抱える親でありボランティアです。
夏っ子クラブやふれあいの旅をとおして社会福祉協議会とは何かを見つめ直す機会でもあります。