2013年7月7日日曜日

夏っ子クラブをとおして

大野城市社会福祉協議会ではこれから夏の事業が盛りだくさんとなります。
今日(7/7)は「夏っ子クラブ」と「ふれあいの旅」のスタッフ研修を開催しました。夏っ子クラブは10年目、ふれあいの旅の31年目を迎え、どちらとも発達障害等の子どもたちを対象とした事業です。
夏っ子クラブは障害のある子どもを抱えるお母さんより長期の夏休み期間中にずっと家で過ごし、目が離せないこと、兄弟児との関わりが出来ないこと等の相談を受けたことから、私たちとして出来ることは何かを考えた末に総合福祉センター全館を利用して夏休み期間中に小学生から高校生までの預かり事業を開始したのが夏っ子クラブです。
開始した当時、実施にあたっては専門機関とボランティアの協力は欠かせませんでした。難題山積み-ボランティアの確保、ひとりひとりの子どもへの対応の難しさ、会議室スペースという動線の困難さ、そして、保護者懇談会や相談会の開催、それと同時に市役所へ障害ある子どもたちの夏休み期間中や放課後の問題について行政として保障すべき課題であることも訴えました。
市役所担当課や教育委員会にも預かり事業の現場を見ていただき協議を重ねた結果、大野城市独自のタイムケア事業(平日、土日)が実施されるようになり、夏休み期間中は夏っ子クラブの週二日と土日のタイムケアの実施となり、子ども療育支援センターが増築され専用スペースも確保され今に至っています。(人件費等の必要経費は市補助)
夏っ子クラブを切り拓いたのは障害ある子どもたちを抱える親でありボランティアです。
夏っ子クラブやふれあいの旅をとおして社会福祉協議会とは何かを見つめ直す機会でもあります。