地域のボランティアさんがつくっている広報誌に「ちょっといい話」と題して掲載されたものを抜粋してご紹介します。
ちょっといい話 -2011年10月5日発行 「下大利(しもおおり)区愛のネットワークだより」より-
水城(みずき)駅土手に花植えして10数年になります。
数年前のこと。夕方、花壇のところにに座り込んで、何やらしておられるご婦人がおられました。
もしかして花泥棒ではないかと思って声かけしてみました。
すると、そのご婦人の返事に感激して、花泥棒ではないかと疑った自分が恥ずかしくなったものでした。
「大野城市側の自転車置き場を利用させてもらっているので、少しでも恩返ししたいと考えて、花壇の草取りをしているのです。仕事の帰りで余り時間はないのですが…」とのこと。
今までに、花泥棒に再三会い、花を棒でたたき折られたこともあります。しかし、こんな心がけの方に出会ったことはありませんでした。
爽やかな風が吹いてきたものです。 (無名子)